家庭教師と個別教室の講師の質の違い
先生と生徒が一対一で勉強する環境である、という点で、家庭教師と個別教室とは、非常に似たスタイルであるといえるでしょう。それでは、家庭教師の先生と、個別教室の講師の先生との間に、質の違いというものは存在するのでしょうか?
個人的には、「それほど大きな質の違いはない」と考えます。家庭教師の先生と、個別教室の講師とを、両方行っている方も少なくありません。では、講師の質に大きな違いがないとすると、家庭教師と個別教室、一体どちらを選んだ方が、子供の勉強のためになるのでしょう?
どちらかを選択するためには、まず双方の特徴や違いについてよく知ることが大切でしょう。ひとつ、家庭教師と個別教室とを大きく隔てる違いとして、「自宅で勉強するか、教室に通って勉強するか」という点が挙げられると思います。
家庭教師というものは、読んで字のごとく、生徒さんの自宅へ先生がやってきて、生徒さんの部屋で一緒に勉強をしてくれる先生のことを指します。こうした家庭教師サービスの利点としては、子供が個別教室、あるいは塾などに通塾する時間をとる必要がないということが挙げられます。無駄な時間を作らず、自宅にいながらにして先生との勉強をすることができ、さらに自分の勉強机で普段から勉強をする習慣がつく、など、家庭教師サービスを利用した場合の利点は他にもこうしたものが挙げられます。
では、個別教室の場合はどうでしょう。多くの個別教室では、子供が授業を受ける時間以外にも、好きな時間に自習室を使えるサービスを提供しています。自宅にまだ小さい弟や妹がいる子供の場合、自分の部屋にいても、周りの環境がうるさくてなかなか勉強に集中できないといったことがあるかもしれません。そうした場合に、個別教室に通って勉強を教えてもらうということ、あるいはそうでない時間も自習室が使えるという状況は、なかなか嬉しいものではないでしょうか。
ただし、個別教室というものは、やはり通うまでの時間や距離の問題があります。特に帰宅時間が遅くなる場合など、親御さんにとっては心配なことが多くなるかもしれません。教室までの送り迎えをする親御さんも少なくないと聞きますが、親御さんにとっても負担の大きいことではないかと思います。
家庭教師と個別教室、それぞれの利点や違いをよく理解した上でどちらを利用するか決めたいですね。家庭教師サービスで有名な「家庭教師のトライ」は、「個別教室のトライ」といった個別教室サービスも行っています。自分の子供にはどちらが合うか、迷った場合は一度相談してみるのもいいかもしれません。