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家庭教師バイトで生徒や親と相性が合わなかったら…?

      2018/10/09

家庭教師バイトで相性が合わなかったら

家庭教師バイトを始めた方が悩まれるのが、生徒や親御さんとの相性の問題です。

やはり人間ですから、お互いの価値観や性格の違いは仕方のないものです。しかし、それが原因で心身の疲労や親御さんからのクレームにつながってしまっては大変なことになってしまいます。

今回は、ご家庭や生徒さんとの相性が合わない場合の対処法についてご紹介していきます。

目次

1.生徒と相性が合わない時の3つの対応法

1-1.相性が合わないと感じたら【まずは指導法を変えてみる】

1-2.指導方法を変えても上手く行かないなら【相談する】

1-3.どうしても相性が合わない場合の最終手段【指導を降りる】

2.親と相性が合わない時の対処法

2-1.価値が合わないと感じたら【面談してじっくり話し合う】

2-2.モンスターペアレントだったら【家庭教師会社に助けてもらう】

2-3.規約を守らないなど非常識なご家庭だったら【毅然とした態度で向き合う】

3.相性が合うご家庭を見つけるには?

4.まとめ

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1.生徒と相性が良くない時の3つの対応法

生徒さんとの相性で悩まれている方が多いのが、『生徒さんの勉強のやる気が全く無い』という問題です。他にも『生徒にナメられてしまって、全く指導を聞いてくれない』ことや、『教えていても反応がない』等様々な問題があると思います。

深刻度別の対処法として【指導法を変える→相談する→指導を降りる】の3つの方法を詳しくまとめました。

1-1.相性が合わないと感じたら【まずは指導法を変えてみる】

指導方法を変えるときに大切なのは、『子供は心の底では勉強しなければならないことを理解している』『生徒は必ず勉強ができるようになる』ということを前提に置くことです。

これは専門的には”コーチングマインド”と呼ばれますが、教師から生徒に対しての信頼がないと、生徒もなかなか心を開いてくれません。どれだけ指導の方法を変えても、コーチングマインドがないと効果は半減してしまいますので注意しましょう。

以下に、効果が高い指導法を紹介しますので、是非参考にしてみてください。

効果的な指導法

  • その子の興味のある分野から導入をする

→例/サッカー部の子に、指導の導入としてワールドカップの話題から入る

  • レベルを高く(低く)してプライドを刺激する

→例/中学生の子に、その分野の知識で解ける高校生の問題を出題する

  • やりたいことを聞く

→例/「今日はどの問題を解きたい?」と聞く人は自分の意志が介入したことは、主体的に取り組むことができる

  • 勉強へのハードルを低くする(質問を細かくし、答えを出すのを助ける)

→例/生徒が解けるレベルでの小テスト等を行い、自信をつけてもらう

  • 叱るコミュニケーションを導入する

→例/叱られるはずのことをしてしまったのに叱られないと、子供は興味が無いからだと考える

関連記事:科目別に指導法を紹介!家庭教師バイトの授業のコツ

1-2.指導方法を変えても上手く行かないなら【相談する】

指導方法を変えても上手く行かず、自分の手にあまると判断した場合には、すぐに家庭教師会社や親御さんに相談するようにしましょう。

家庭教師をしている中で、自分の生徒の成績が伸びなかったり、相性が合わなかったりすると責任を感じる方は多いと思います。そこで自分を攻めてしまうと、家庭教師をやめることに繋がり、結果的に生徒の成績を上げられません。困ったときは生徒のお母様や友人の経験者に身近な人へ相談するのが一番です。

また、家庭教師会社ではスタッフが相談に乗ってくれることもあります。1人で悩まずに、まずは家庭教師会社に相談をしてみましょう。

1-3.どうしても相性が合わない場合の最終手段【指導を降りる】

「自分なりにいろいろチャレンジし、相談をしたけれど、やはり続けていくのが難しそうだ…」という場合、指導を他の教師に変わってもらうのも大切な判断です。責任放棄のように感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、お互いの相性が悪く、学習効率が上がらないまま担当して聞くのは生徒のためにも、自分のためにも良くありません。

とはいえ、急に指導を降りるのはあまりにも無責任で非常識と捉えられかねませんから、家庭教師会社やご家庭としっかりと話し合った上で結論を出すのが賢明です。

2.親と相性が良くない時の対処法

価値観が合わないと感じたら【面談してじっくり話し合う】

人間ですから、相性というものはありますよね。しかし価値観の違いに関しては眼をつぶることが正しいです。

社会人になった時にも必ず、価値観の違う人と仕事をしなければならないことは多々あります。ここは『仕事の関係』ということで割り切り、家庭教師先での会話も互いの価値観に触れる会話をせず、生徒さんの勉強に関してのみ話すのが良いでしょう。

しかし、家庭教師の業務に関わる価値観に対しては別問題です。『指導が厳しすぎる』『受験に必要な教科のみの指導にして欲しい』など、親御さんからの要望があった時には、理由を聞いた上で従うようにしましょう。

モンスターペアレントだったら【家庭教師会社に助けてもらう】

にわかには信じがたいですが、『成績が上がらないなら給料は渡せない』『先生の教え方が悪いから息子の勉強習慣がつかない』などと、学習面の課題を全て家庭教師の責任にするご家庭は少なからず存在します。

そのようなご家庭についてしまった時は、”指導を降りる”ことは自分のためにも重要な選択肢です。

常識が通じない場合がありますので、正面から向きあおうとすると、かなりの時間と労力を奪われることになります。

教員を目指していて、「そのようなご家庭にも満足してもらう指導の実力を付けたい!」という場合は別ですが、アルバイトとして働いているという感覚の場合、早急に会社に連絡するか、ご家庭に一身上の都合により続けられなくなった等、お断りを入れるほうが良いでしょう。

契約を守らないなど非常識なご家庭だったら【毅然とした態度で向き合う】

家庭教師のアルバイトはれっきとした雇用契約です。

しかし、親御さんの中には、お給料の払込を停滞したり、指導日当日に『予定が入った』という理由でキャンセルされたりする場合もあります。

このような場合は、

  1. ご家庭に「規約が守られない場合には家庭教師を続けられない」と伝える。
  2. 家庭教師派遣会社に連絡する。(派遣会社契約の場合)

上記2点が大切です。

親御さんと家庭教師はあくまで仕事の関係性ですから、ご家庭から最低限のサポートがない場合には指導継続が困難なのは当然のお話です。

学生の場合、「学生なんだから時間はたくさんあるだろう」「ちょっと甘く見ても大丈夫だろう」思われてしまうこともあるので、できれば指導開始のタイミングで雇用規約を決定、確認すると良いでしょう。

関連記事:これで完璧!家庭教師バイトでの『親との接し方』完全マニュアル

3.相性が合うご家庭を見つけるには?

では最初から相性の良いご家庭に出会うためにはなにをすればよいのでしょう。

結論から言うと、”複数の家庭教師会社に登録しておく”ことと、”会社に要望をしっかり伝える”ということです。

複数の会社に登録しておくことで様々なご家庭を紹介してもらえるので、面談等を通して相性が良さそうなご家庭をじっくりと選ぶことができます。1社のみに登録している場合は、紹介してもらえる案件数が少なくなってしまうので、より多くの会社に登録するほど、相性の合うご家庭とマッチングする確率が高くなります。

また、予めどのような生徒・ご家庭を希望するのか事前に家庭教師会社にしっかり伝えておくことも大切です。そうすることで、家庭教師会社の方でもできるだけあなたに合うご家庭を探して紹介を行ってくれます。

これは、案件を任されてからでは遅いので、あくまで最初に相談することが大切です。

4.まとめ

ご家庭や生徒との相性が良くなく、悩まれている方もいらっしゃると思いますが、なかなか心を開いてくれない生徒の心をいかに掴み、成績を上げるかが家庭教師の実力の見せ所です。

先ずは指導法を変え、粘り強く接してあげてください!

但し、あまりにも相性が合わない時には会社やご家庭を頼ることや指導を降りることも大切です。最初に「どの家庭教師会社に登録するか」が肝になってきますので、家庭教師の会社選びは慎重におこないましょう。

 

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