よく分かる!家庭教師の個人契約パーフェクトガイド
2018/10/09
「個人契約で働きたいけど、どうすれば良いかわからない…」
「個人契約で家庭教師を雇いたいけど、探し方が良いかわからない…」
このようなお悩み、ございませんか?
そんな悩みや不安を解決する、家庭教師の個人契約パーフェクトガイドを作成しました!
家庭教師の個人契約について、おすすめの個人契約サイトの紹介や、契約までの流れ・注意点まで、教師側・生徒側双方の観点から詳しく解説していきます。
また、個人契約の際にそのまま使用できる契約書テンプレートも無料でダウンロードできるようになっておりますので、ぜひ個人契約利用の際にお役立て下さい。
目次
1. 家庭教師の個人契約とは?仕組みや特徴を理解しよう
家庭教師の個人契約とは、家庭教師会社を間に挟まずに、先生とご家庭が直接契約を行う形式の家庭教師契約です。
家庭教師派遣会社を通して契約する家庭教師とは違い、生徒様と先生の直接契約となるため、家庭教師派遣会社への仲介料など余分な費用が発生しません。そのため、料金を抑えられるなどのメリットがあります
しかしその分個人契約の場合は、家庭教師派遣会社のサポートは受けられないため、トラブルを防ぐためにも事前にしっかりと準備することが必要です。まずは個人契約の基本知識を身につけていきましょう。
1-1 基本的な契約までの流れ
<個人契約で先生をしたい場合>
個人契約で先生を始めるには、まずは生徒を募集する必要があります。生徒を見つけるには、個人契約専用のインターネットサイトを活用したり、友人・知人経由で紹介してもらうなどの方法があります(詳しくは後述3−1参照)。
勤務地や時給など条件に合う求人案件があれば、ご家庭と連絡をとって面談を行い、契約書を交わしてお仕事開始、といった流れが一般的となります。口頭でも契約自体は有効ですが、後になって問題が起きないように契約書を交わすことが大切です。
<個人契約で先生を雇いたい場合>
個人契約で先生を雇いたい場合も、基本的には『先生をしたい場合』と流れは同じです。まずは個人契約で生徒を募集している先生を見つけ、連絡をとって面談を行い、契約書を交わして授業開始となります。
先生を雇う場合も、後々のトラブルを防ぐためにも、口約束ではなくしっかりとした契約書を交わすことが重要です。個人で先生を見つける方法も様々ありますが、個人契約専用のインターネットサイトを使って探すのがおすすめです(詳しくは後述2−1参照)。
1-2 個人契約のメリットとデメリット
<先生側のメリットとデメリット>
先生側のメリットとしてまず挙げられるのが、時給面です。直接契約することで、家庭教師会社に支払われるマージンが無い為、家庭教師会社を介して契約する場合よりも高い時給で契約することが可能です。
また、家庭教師会社を介する場合だと、家庭教師会社へのレポートや家庭教師会社との面談など生徒への指導以外で時間を取られることがありますが、個人契約の場合はそのようなレポートや面談も不要です。
一方デメリットとしては、生徒を見つけるのが大変、長期休みやすぐに辞めるといったことが出来にくい、家庭教師会社のサポートが受けられないといったことが挙げられます。
個人契約用のインターネットサイトなども数多くありますが、それでも希望条件に合った生徒を見つけるのは大変で、なかなか希望の条件にあった生徒が見つからないといったことは往々にして起こりえます。
家庭教師会社に登録する場合は、家庭教師会社が間に入って先生と生徒のマッチングを行ってくれるので、待っていても比較的早く生徒が見つかりますが、個人契約では自分で見つけるほかありません。個人契約の場合は、生徒が見つかるのに時間がかかる傾向がありますので、長期休暇をもらったり辞める場合もなかなか代わりの先生が見つからないことが想定され、ある程度長期間受け持つという覚悟が必要となります。
また、指導や契約に加え、万が一トラブルが発生した場合も、家庭教師会社のサポートが一切受けられない為、初めて家庭教師を行う場合はややハードルが高いと言えます。
先生側のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
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<雇う側のメリットとデメリット>
生徒側のメリットとしては、家庭教師会社への支払いが発生しないため、料金を抑えられるといったことが挙げられます。個人契約の先生とどれくらいの料金で契約をするかにもよりますが、家庭教師会社への支払い分が無いため、多くの場合は家庭教師会社を通すよりも安くなります。
デメリットとしては、トラブルが起きやすい、先生が見つかりづらい、簡単に先生を変えることができないといったことが挙げられます。個人契約であるため、先生が来ない、賃金について揉めるなど、トラブルが起きやすい傾向にあります。トラブルが発生した場合も家庭教師会社のサポートが受けられない為、当事者間で解決するしかありません。
また、一般的に家庭教師会社を通すよりも個人契約の場合は先生が見つかりづらく、ようやく条件に合う先生が見つかっても「子供と相性が良くない…」などの理由ですぐに代わりの先生に交代してもらうこともできません。信頼できる先生を見つけ、しっかりとした契約を交わす必要があります。
メリット | デメリット |
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1-3 料金相場
家庭教師会社を利用する場合は、教師に支払う時給+家庭教師会社に支払う料金が発生致しますが、個人契約の家庭教師の場合は家庭教師に支払う料金のみとなります。したがって、教師側としては高時給で、生徒側としては家庭教師会社を利用するより安い料金で利用できるのがメリットです。地域や指導実績等により異なりますが、個人契約の時給相場は、学生教師が2,500円程度、プロが3,500円程度となっています。
2. 使える!おすすめ個人契約サイト
先生側も雇う側も、個人契約の家庭教師を始めるなら、個人契約専用のインターネットサイトを活用するのがおすすめです。個人契約用のサイトでは、募集の案件を一覧で見ることができたりするなど、効率的に生徒・先生を探すことができます。ここでは、個人契約サイトの選び方や、具体的におすすめの個人契約サイトについて紹介していきます。
2-1 個人契約サイトの選び方
『家庭教師 個人契約』などのキーワードで検索すると、多数の個人契約サイトが出てきます。完全無料のものや、仲介手数料が発生するもの、運営元がよくわからないサイトなど、その種類は様々です。中には悪意を持ったサイトも存在する為、安易に利用する前に注意深く調べてみることをおすすめします。
サイトの利用方法や利用規約を熟読するのはもちろんのこと、ある程度運営実績があり、ネット上に悪評がないかどうかなど、事前に調査してみることでトラブルを未然に防ぐことができます。
2-2 おすすめ個人契約サイト
数多ある個人契約サイトを、使いやすさやおすすめ度と共にまとめてみました。いずれのサイトも生徒募集・教師募集双方に対応しておりますので、どの個人契約サイトを利用するか迷った際は参考にしてみてください。中には紹介料が発生するサイトもありますので、まずは無料で信頼できる『家庭教師の総合情報』等のサイトの利用をおすすめ致します。
サイト名 | 概要 | 利用料 |
家庭教師の総合情報 | ・生徒募集、教師募集ともに、紹介料、掲載料、利用料無料
・家庭教師全般に関する情報が詳しく紹介されている(家庭教師に関する基礎知識、悪徳会社の見分け方など) ・個人契約だけでなく、家庭教師会社への一括資料請求(生徒側)、一括アルバイト登録(教師側)も可能 ・家庭教師に関する口コミ掲示板あり(生徒側、教師側) |
無料 |
家庭教師の先生ナビ | ・「家庭教師の総合情報」より情報量はやや少なめだが、シンプルで分かりやすい
・地域によっては市町村別検索が可能 ・個人契約だけでなく、家庭教師会社への資料請求(生徒側)、バイト登録(教師側)も可能 |
無料 |
マッチングTeacher | ・登録~教師との面接までは無料(契約時に手数料発生)
・科目や希望時給など、非常に細かな条件から絞り込んで検索できる ・生徒、教師が投稿しているブログに家庭教師情報が充実 |
紹介料9,800円 (生徒側の支払い) |
家庭教師のASKONE | ・豊富な教師登録者数、紹介実績を誇る
・教師への質問・面接依頼・無料公募ができる ・急募情報の掲示板あり |
紹介料7,980円 (生徒側の支払い) |
家庭教師のDIY 個人契約の家庭教師紹介 | ・登録教師数が豊富で、近所の家庭教師を探せる
・文字が細かく、やや使いづらい印象 ・専用フォームより教師とコミュニケーションを取ることができる |
紹介料5,200円 (生徒側の支払い) |
家庭教師・個人契約のTo-Last(トラスト) | ・紹介の早さに定評あり
・顔写真つきの教師紹介もある ・「先生からの一方的なキャンセルで面接すらしてもらえなかった」など、マイナスの口コミも散見される |
紹介料7,800円 (生徒側の支払い) |
3. 個人契約でお仕事を始める方へ
家庭教師のお仕事を個人契約で始める為の具体的なステップや注意点について解説していきます。個人契約は、家庭教師会社を介さない契約であるため、生徒探しから契約まで全て個人で行う必要があります。家庭教師派遣会社を介さない分、トラブルも発生しやすいので、生徒の見つけ方から契約まで、しっかりと知識を身につけた上でお仕事を始めるのがよいでしょう。
以下に個人契約の流れから注意点まで詳しく解説していきますので、しっかりと読み込み、疑問点を無くしていきましょう。
3-1 個人契約で仕事を始める3つのステップ
個人契約でお仕事を始める流れは、大きく分けて以下のステップに分けられます。
このように3つのステップに分けると、簡単に思えるかもしれませんが、実は意外と大変です。スムーズにお仕事を始める為には、①の前準備が必要不可欠であり、②の生徒の募集手段を複数知っておくことが必要です。また、③に関しても事前に契約の流れを把握しておいたり、契約書を準備しておくことも必要です。
3-1-1 募集要件(自身のプロフィール)を作成する
①の『募集要件(自身のプロフィール)の作成』は、生徒の募集を行うに当たって必ず必要となる募集要件の設定の作業です。生徒側(先生を募集する側)はあなたの募集要件(プロフィール)を見てお仕事の依頼をするかどうか判断します。当然情報が不足していると、生徒側も判断ができず、結果として「生徒が思うように決まらない…」といった事態を招いてしまいます。しっかりとしたプロフィールを作成しておくことが、スムーズに個人契約に結びつける為の第一歩になります。また、しっかりとプロフィールを作成しておけば、ご家庭との面談もスムーズに進めることができます。
最低限、以下の項目は作成しておくのが良いでしょう。
募集用件作成時のチェック項目
□指導期間・曜日
□生徒の学年
□受験経験の有無、実績
□家庭教師経験の有無、実績
□指導可能なエリア(通勤可能エリア)
□希望時給
□自己PR等
コツとしては、『生徒の保護者目線で、できるだけ詳細に書くこと』です。家庭教師の個人契約を申し込むのは多くの場合生徒の保護者となりますから、保護者が読んだ時に具体的にイメージできるくらい詳細に書きましょう。また、詳細に書くことで、契約後のトラブルも未然に防ぐことができます。
例えば次の2つの例文の内、どちらがよりお仕事をお願いしたいと思えるでしょうか?
A.国語と数学が得意です。人に教えるのは昔から得意です。よろしくお願いします。
B.中1~3年生までの国語と数学の指導が可能です。過去2年間で2名の指導実績があり、いずれも偏差値50台から60台へアップさせた実績があります。
Aは非常に抽象的で、保護者からすると「本当にこの人に任せて良いのか?」と不安になってしまいます。一方Bの方はより具体的で、お仕事を任せた後の成果も明確にイメージでき、仕事を頼みたいと思える内容です。このように、何を教えることができ、何を実現できるのかをイメージできるようなプロフィール作成を行うことが個人契約を行う第一歩となります。
3-1-2 生徒を見つける
生徒を見つける方法としては、大きく分けて3つあります。
- インターネットで募集する
- 大学の学生課に紹介してもらう。友人・知人に紹介してもらう。
- チラシ、求人フリーペーパー等に掲載する。
①は、2−1でも紹介している、個人契約専用のサイトを利用する方法です。近年では、個人契約で生徒を見つけるのはインターネットを利用するのが一般的です。②③に比べて、広く募集することができ、案件を一覧で見ることができる、ネット上でスムーズにやり取りができるなどメリットがあります。②は大学の学生課に紹介してもらったり、友人・知人に頼んで紹介してもらう方法です。大学によっては、学生課に個人契約の案件がある場合があるので、相談してみると良いでしょう。友人・知人の紹介の場合は、ある程度信頼度を担保することができ、先生側も生徒側もある程度安心して契約を交わすことができます。ただし、たとえ知り合いであったとしても、後々のトラブル等を防ぐ為、しっかりとした契約を交わすことが重要です。③はあまり一般的ではありませんが、紙媒体に掲載し生徒を募集する方法です。チラシを作成してお店に頼んでおいてもらう、求人情報を掲載できるフリーペーパーに載せてもらうなどして、募集を行います。①のインターネットに比べて、効率は落ちますが、身近に掲載可能な媒体があれば利用してみるのも良いでしょう。いずれの場合でも、3−1−1で作成した募集要件をしっかりと提示することが大切です。
3-1-3 契約する
初めて個人契約を行う方にとって、最もハードルが高いのがこの『契約』です。個人契約の場合は契約書を交わさずにお仕事を始めてしまう場合も多いようですが、口約束はトラブルの元となる為、必ず契約書を交わすようにしましょう。契約書に最低限盛り込むべき内容は以下の通りです。
これらを盛り込んだ契約書をゼロから作り上げても良いですが、非常に大変な作業となります。そこで、見本となる契約書テンプレートを以下よりダウンロードできるように致しました。こちらのテンプレートを元に、必要に応じて加筆・修正しご活用下さい。もちろん、こちらのテンプレートをそのまま使用することも可能です。
3-2 生徒を募集する上で気をつけるべきポイント
最後に、個人契約で生徒を募集する上で気をつけるべきポイントをご紹介致します。個人契約で家庭教師を始める上で必ず知っておきたい内容となっておりますので、生徒募集時の参考としてください。
3-2-1 ベストマッチな生徒を見つけるために
条件に合った生徒を見つけるためにも、3−1−1で紹介している募集要件(プロフィール)は、よく考えて時間を掛けて作成しましょう。お互いの条件が不明確のままやり取りを行うのは、先生側と生徒側お互いにとって不幸な結果を招く恐れがあります。また、プロフィール作成の際は正確に事実を記載するようにしてください。自分をよく見せようと、これまでの指導実績を誇張して書いたり、事実と異なる内容を記載するのは、後々大きなトラブルの元となります。一方的に自分の希望のみを記載するのではなく、自分がどんな価値を提供できるのかを意識して、正確で詳細なプロフィール作成を行うことが大切です。
3-2-2 マッチング後のご家庭とのやり取りについて
契約には『信頼関係』が第一条件となります。ご家庭とやり取りを行う際には、社会人としての常識やマナーを踏まえた対応を心がけましょう。例えばメールや電話での対応時は、すぐに返信・応答する、敬語・丁寧語を正しく使う、約束した時間を守るなど、常識を持って誠実に対応するよう心がけましょう。せっかく条件に合う生徒が見つかっても、返信や応答が遅かったり、言葉遣いが乱れていたりしては、その分あなたの信用を失い契約まで結びつかなくなってしまいます。また、面談の際には、清潔感のある服装など身だしなみにも十分に注意を払いましょう。必ずしもスーツである必要はありませんが、自分のために行う『お洒落』ではなく、相手のために行う『清潔感のある身だしなみ』を心がけることが大切です。もちろん、元気な挨拶、ハキハキと喋る、礼儀正しい振る舞いにも十分に注意を払うようにしましょう。
4. 個人契約で先生を見つたい方へ
こちらでは個人契約で家庭教師を雇いたい方(生徒側)へ、先生を探す方法や注意点について詳しく解説していきます。個人契約の場合、家庭教師会社を通さないために費用等でご家庭にとってメリットがありますが、先生との1対1の契約ならではのリスクもあります。トラブルを防ぐためにも、以下の記事をしっかり読み、個人契約についてしっかりと知識を身につけましょう。
4-1 個人契約で先生を雇うまでの3ステップ
個人契約で先生を雇うまでには、大きく分けて以下の3ステップに分けられます。
どのステップも、先生を雇う上で重要となりますので、以下で詳しく解説していきます。
4-1-1 条件を決める
まずは、「家庭教師の先生を雇うことで何を実現したいか?」「どんな先生を希望するか?」など、先生募集の条件を決めていきましょう。意外と見落としがちですが、まず最初に「家庭教師を雇って何を実現したいか?」というゴールを明確にすることが大切です。例えば、「子供の受験対策で○○学校に合格させたい」「子供の学校のテストの成績を○○点アップさせたい」「子供の学校の学力テストで○位まで上げたい」など、具体的な目標を定めることから始めましょう。ゴールが不明確なままだと、先生と生徒とのミスマッチが起こりやすいだけでなく、先生にコミットして欲しい目標も提示できない為、結果がよくわからず無駄な出費になってしまう恐れがあります。まずはゴールを決めた上で、料金や指導希望曜日、先生の性別や年齢など、基本的な条件を考えていくのがおすすめです。
4-1-2 先生を探す
先生を探す場合は、2−1で紹介しているような個人契約専用のインターネットサイトを使いのがおすすめです。他にも、大学の学生課に依頼する、知人・友人に先生を紹介してもらうなどの方法がありますが、最も手軽で効率的に見つけることができるサイトの活用がおすすめです。募集条件をサイトに登録しておくことで、生徒を探している先生からの応募を得ることができます。ここで、4−1−1で決めた募集条件を細かく記載することを心がけましょう。曖昧であったり抽象的な条件だと、先生からの応募が集まりづらいだけでなく、先生と生徒のミスマッチを招いてしまいます。生徒の学年、教えてほしい科目、達成したい目標などはっきりと条件を提示し、募集を行うことが大切です。
4-1-3 契約する
条件に合いそうな先生が見つかったら、メールや電話でやり取りを行った上で面談を行い、双方の条件が合えば契約を交わしていきましょう。トラブルを防ぐためにも、口約束ではなく、しっかりと契約書で契約を結ぶことが大切です。契約書には、月謝や授業の規定など、以下最低限の必要項目が明記されていることを確認しましょう。
契約書は先生が用意している場合もありますが、無い場合は以下の契約書テンプレートをダウンロードし、必要に応じて加筆・修正してご活用下さい。もちろん、テンプレートをそのまま使用することも可能です。
4-2 個人契約で先生を雇う上での注意点
最後に、個人契約で先生を雇う上での注意点について解説していきます。個人契約ならではのトラブルを防ぐためにも、しっかりと確認するようにしましょう。
4-2-1 初回の面談時に確認すべきこと
条件がある先生が見つかり、先生と初めて面談を行う際には、必ず身分を証明できる書類の提示を求めましょう。履歴書やプロフィールのみで判断するのではなく、身分証明書や学生証、卒業証明書などで確認を行って下さい。中には「東京大学在学」など身分を偽って応募する先生も残念ながら存在します。家庭教師会社の仲介が無い分、相手の身分確認をしっかり行い、本当に信頼のおける人物かどうか見極める必要があります。面談の際は、予め質問を決めておくなど、確認しておきたい点は事前に整理しておくのが良いでしょう。
4-2-2 定期的に先生と面談を行い、目標と現状のすり合わせを行う
契約を結び授業が始まったら、定期的に先生と面談を行うようにしましょう。
家庭教師会社を介している場合は、定期的にヒアリング等の面談があったりしますが、個人契約の場合はそのような仕組みがありません。授業を任せっきりにするのではなく、定期的に面談を行って目標のすり合わせや授業の方針を決めていくのが大切です。目標とする学校のテストの点数や、学力テストの偏差値など、数値で図れる目標を設定するのも大切です。
個人契約の場合は、指導方法やカリキュラムの組み方はその先生の技量によるところが大きく、指導に慣れていない先生の場合は目標を設定せずに授業を開始してしまう場合も少なくありません。したがって、保護者であるあなたが定期的に面談を行い、授業の方針ややり方などをある程度コントロールしていくことが求められます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?始めて家庭教師の個人契約を行う際は、わからないことだらけで不安が多いものですが、本ページをご覧頂ければ、おおよそ疑問は解消できたかと思います。また、本ページで配布している契約書テンプレートは、弁護士のチェックを行った公平な内容の契約書となっておりますので、ぜひダウンロードしてご活用ください。先生側・生徒側いずれも、上記記事を熟読し、しっかりと事前準備をしっかりと行うことが個人契約を成功への近道となります。